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転覆はいやだ~南の島でナニかを叫ぶ旅行記その7~

旅行記
02 /02 2016

今日は2月2日。
冬至の日に比べて44分、日が長くなりました。

南の島でナニかを叫ぶ旅行記その7。

年が明けて1月1日。
南の島からあけましておめでとうございます。

しかしお正月ムードは皆無。

むしろまだまだクリスマスシーズン。
ホテルの飾りつけも売店のクッキーもクリスマスカラー。
キリスト教徒が大半をしめるフィリピンでは、正月などクリスマスのおまけのようなものらしい。

なので行きましょうアイランドホッピング・ツアー。
アイランドホッピングとはボートで島の周りを回って観光したりシュノーケリングしたりするツアー。
ツアーの客引きは第一声で必ず『アイランドホッピング?』と聞いてくるほどメジャーらしい。

ホテルで朝ごはんのあと、ある理由から私たちは日本人の経営するダイビングショップに向かった。

そうそうホテルの朝ごはんはこちら。
朝食
バイキングで、見慣れないものを積極的にとった結果。
赤い実はレンブというフルーツ。スカスカのリンゴ風味。
紫色のどぎついやつはおそらく紫芋と米で作ったなにか。おいしい。
(関東ローカルで例えてしまうと『すあま』みたいだった)

そして朝食を済ませたあと、ホテルから一歩でる。
相変わらず客引きと物売りの戦場だった。

『ヘイマム!帽子どうだい!?』

へい帽子売りのおじさん、また会ったね。
それは昨日あんたから買ったベージュの帽子をかぶってる私に対して言ってるのかい?

帽子売り『あっ…イエスタデイの……サンキューマム!』

私が頭の中で英作文を組み立ててる間に思い出したらしい。
それからは帽子をすすめられなくなった。

客引き『ヘイマム!アイランドホッピング??』

しかし今度は別の客引きが話しかけてくる。

私『のーせんきゅー』

これをいうと大体引き下がる。

客引き『ダイビング?バナナボート?パラセーリング??』

中にはしつこいのもいる。

私『いやいいって』

本音はいくない。
アイランドホッピングは行く予定だしパラセーリングもしたい。
しかしここで話をまとめてしまうわけにはいかない。

だからやんわりと断ろう。

私『ノー。だって、クリスタル・ケーブに行けないでしょう?』

客引き『クリスタル・ケーブいけるよ!ランチもついてるよ!安くするよ!』

どういうことだ…?

話は昨日にさかのぼる。
アイランドホッピングにいきたいけどその辺の客引きにホイホイついていくのも怖いような気がした私は、
旅行代理店のデスクでツアーを予約しようとしたのだ。

そのときに紹介されたのはランチ付きツアー。
かなり高い。それは安心料だと思えばよかったが内容が問題だった。
クリスタル・ケーブにいけないのだ。

クリスタル・ケーブとはボラカイ島から離れた小島にある洞窟。
水晶の洞窟という名のとおり、澄んだブルーの水の美しさに感動するらしい。
そこにいきたい、どうしても。

しかし旅行会社のデスクのツアーでは行けなかった。

担当者は言った。
『普段は行ってます。でもこの時期は波が高いので、あの辺には行ってないんですよ。
僕も数日前に言ったんですが、すごい船酔いで駄目だと思いました。』

そうか。荒れるのか。酔うのか。行けないのか。

でも他に手段はないかな。

そうだ、日本人経営のダイビングショップで聞いてみよう。
この時期にクリスタル・ケーブにいける方法を知ってるかもしれない。
日本人だから安全と思ってるわけではないが、少なくとも日本語が通じる。細かい話も聞けるはずだ。

というわけでダイビングショップを目指していたのだ。

ところが目の前に現れた客引きは、なんの疑いもなくクリスタル・ケーブにいけるといっている…。

どうする?ついていってしまおうか。

しかし料金を取られて、ボートに乗せられて、『やっぱり波が荒いから行けないやテヘッ☆』
と言われたときが問題だ。英語でクレームいう自信がない。

うん、やっぱり日本語の通じる店に行こう。

たどり着いた店で日本人女性がとても親切に対応してくれた。
そもそもここに来たのは昨日このあたりをウロウロしてたときに
『大丈夫?何か困ったことはない?』と話しかけてくれたからなのだ。

というわけでボラカイ島いくならスクーバ・ボラカイおすすめです。

さてそこで詳しい話を聞いたところ、クリスタル・ケーブにはいけるらしい。
今の時期は確かに波が高いが、普通に行けるよ、と言ってくれた。

しかも念のため、実際にクリスタル・ケーブまでいった人に電話して今の海の状態を確認してくれた。
ありがたし。

でも何で旅行会社のひとはクリスタル・ケーブいけないっていったんだろうね?酔うから?

ショップの人が電話で確認した内容はこうだった。

『なんかね、数日前に海が荒れてて、無理やりクリスタル・ケーブまで行こうとした舟が転覆しちゃったみたい』

てんぷくかよ。

旅行会社のひとはこのこと知ってたのか。
ていうかやっぱり私はこの島で海にプカプカ浮かぶ運命なのか…。

救命胴衣を着てるとはいえ、荒れた海に投げ出されたらどうなってしまうのだろうか。
少なくとも携帯と財布を回収させて、と頼めるような状況ではないだろう。
グッバイ私の携帯、そして財布。ついでに昨日買ったばかりの帽子…。

『あ、でも今は大丈夫。そのときとはぜんぜん海の状況が違うって!実際に行ったひとに確認したから』

大丈夫なの?

…ええ信じます。わざわざ連絡とって現場の状況確認までしてくれたのだ。信じますとも。

というわけでツアー参加決定。

酔い止めの薬は飲んでおこう。

長くなったのでまたつづく。

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